海外で車の買い付け
中古車オークションなどを利用して車の商売を始めたのは車が好きで、車に関わっているうちに自然とお金を稼ぐようになったという方が適切だと思います。
学生時代は車で稼ごうと思ったわけではないのですが、車が好きだという延長線上にお金になる話が出てきたわけで、大学を卒業する時に夢の車を見たいという思いからアメリカに旅行することになり、毎日のようにディーラーを見て回っていました。
毎日ディーラーに通っていると店の人たちとも仲良くなり、かたことの英語ではありますが、車を通して話せば十分でして、彼らはいろいろと教えてくれます。
そうしているうちに、いろいろなカタログや価格表と比較していると、安いことに気がつき、すぐにでも車が好きな友人に教えてあげたくなり、すぐに日本の友人に電話をし、医者や息子や金を持っている人たちに連絡をとり、金さえ送ってくれれば代行で購入しておくと言うと、飛びつくように頼んでくる状態でした。
そして、中古車や新車を顔なじみになったディーラーに教えてもらいながら車を購入して、船で日本に送り、みんな喜んでくれるだろうと思っていたのですが、世間知らずだった私は初歩的な失敗をしたことに、購入した車が日本に到着したときに知らされる事になった。
車を安く仕入れる方法
海外で購入した車を船で輸送し、日本で車検を取ろうとしたら、なんど300万円ぐらいかかると言われ、さらには排ガス試験として、1台につき70万円もかかるとのことで、合計すると4代で260万円以上もの赤字が出てしまったのですが、明らかに自分の失敗です。
ですから友人たちには追加料金を請求することはなく、プライドもありましたが、その対応が彼らの信用につながったのだから、結果的に良かったのだと思います。
そして、その失敗にも臆することなく、大学ライフを送ることよりも、海外に行って車を買い付けることが面白くなってきてしまい、アメリカで安価で車を購入したことを噂で聞きつけた車が好きな知り合いからも注文が入るようになりました。
中古車オークションであれば、父親の力を借りて見学したことがあるので、代行の流れや売買の仕方などは把握していたのですが、確実に海外での車を購入することに魅了されており、学生の購入希望者からも旅費を全額払うので車を代わりに仕入れてきてほしいと頼まれる事もあり、面白くてしょうがなかったのです。
アメ車と言われるように大型の車がいっぱいある欧米に出かけられて、購入価格にプラスして10万円を払ってくれる人もいて、大学に通っていられるような状況ではなく、自分自身から進んであらゆる人に営業をし、名刺まで作成して輸入車専門店にも飛び込みで営業をしたものです。
20代そこそこの若造の話をまともに聞いてはくれないのですけれど、それでも仕事として成り立ち始めたのは、私が仕入れる車が圧倒的に安いという理由のほかに考えられません。